富士クレジット 過払い請求 対応状況

富士クレジット概要

大坂に本社のある消費者金融。
おそらく、ここからお金を直接借入した人は少数だと思います。
しかし、この会社は旧武富士からすでに過払になっている取引の債権譲渡を受けており、その回収がメイン事業になっています。そのため、旧武富士と取引のあった人の一部が過払金返還請求することが可能になっています。
小規模事業者ですが、旧武富士から相当程度の債権譲渡を受けたと思われ、資金力にはゆとりがありそうです。

対応状況

取引履歴の開示は極めて遅く、おおむね２〜３ヶ月程度で開示されます。
取引履歴の内容は、富士クレジット分の取引だけではなく旧武富士分の取引を含めて開示してきます。
旧武富士分も含めて過払金返還請求訴訟をすると、主張そのものは、「過払分は旧武富士に請求すべきである」という主張がなされます。かつてはこの旧武富士分の過払いも支払っていたのですが、近時は自社取引分のみを認め、旧武富士分は支払わないという態度に変わってきました。和解提案は５割〜７割程度ですが、粘り強く交渉・主張をすることで次第に満額に近い金額を提示してくる場合もあります。
和解できない場合でも、判決を取って強制執行すれば過払い金全額と利息まで回収できていますので、引き続き満額回収方針で問題ないと思われます。

※　平成２８年３月時点では、全額回収できないケースが散見されています。
和解をすれば払ってくるようですので、場合によっては和解を検討するべきでしょう。

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