レイクの提出してくる「参考データ」とは??
レイク(新生フィナンシャル、以下同じ)は、平成5年9月以前の取引履歴については提出してきません。しかし、近時、平成2年1月ころからの取引については、「参考データ」と題する文書を提出するようになってきました。この「参考データ」には、月ごとの入金(レイクに支払った額)と、月ごとの貸付額(レイクより受け取った金額)、月末時点での貸付残高が記載されています。
通常の取引履歴との違いは、取引履歴が貸付日と返済日につき特定された記載があるのに対して、レイク提出の参考データは月ごとの入出金しか記載がありません。例えば取引履歴には「平成10年10月22日に10万円借りた」「平成15年1月9日に5万円返済した」という記載がありますが、参考データは「平成2年3月に合計20万円返して、10万円借りた」という概算の記載になります。
個別の貸し付け、返済額について日が特定されていないので、このままでは正確な過払金の計算ができません。
参考データに基づく過払金返還請求手続き
レイクに対して請求・訴訟に際しては、この参考データをもとに、毎月の取引日を推定するという作業が必要になります。当事務所においては、この参考データをもとに可能な限りで取引を再現し、請求しています。
現在、裁判所の対応としては、参考データに基づく再現計算書に合理性があれば、平成5年9月以前の過払金についても認めていただける傾向にあります。
参考データサンプル
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